世界にひとつ。“私だけの1着”に変わるまで

20歳の頃、学生アルバイトとして「ビームス 大宮」のオープニングスタッフを経験。2008年新卒入社後、〈Ray BEAMS〉担当として「ビームス ジャパン(新宿)」、「ビームス 大宮」、「ビームス 新丸の内」、「レイ ビームス 新宿」を巡る。その後「レイ ビームス 池袋」と「ビームス ウィメン 原宿」でマネージャーを務める。約5年間の産休・育休期間を経て、現在は久しぶりに思い出の地である「ビームス 大宮」に復帰。メンズ・ウィメンズ問わず、何でもMIXして服を楽しんでいます。スケボー、サーフィン、クラシックバレエ、フラダンスが趣味なので、それぞれの要素を洋服に落とし込んでいます。


20年前、「ビームス 大宮」でアルバイトをしていた頃、手の届かない高い壁面に飾られた、オリジナルのスタジャンがありました。

スケボーをやっている私にとって、そのスタジャンにあしらわれていたスケボーパッチは、運命のような出会い。そんな私を見て、トレーナーが熱く背中を押してくれたのです。

「この服は、あなたのための服!定番のカラーだから、歳を重ねてもずっと着られるはずだよ」

当時の自分にとっては、決して簡単に買える値段ではない、高すぎるアウター。だけど意を決して購入しました。いつも見上げていた、あのキラキラ輝くスタジャンが自分のものになった日の高揚感は、今でも忘れられません。

あれから20年。そのスタジャンは、今でも毎年冬になるとクローゼットから引っ張り出す、私の一番のお気に入りです。この前の冬、そのスタジャンを着て通勤していたら、新卒2年目のメンズスタッフに「それ、すごく素敵ですね」と褒められました。

20年前に買った服が、若い世代にも新鮮に、素敵に映る。それは、その洋服が持つデザインや質の良さが、時代を経ても決して廃れていないということ。そして、洋服の価値とは、単なる“流行”だけではないのだと思います。

その人と洋服がともに歩んできた“ストーリー”があるからこそ、深く、魅力的に見える。お気に入りを買うまでのワクワク感。着るたびに思い出す、大切な思い出。誰かに褒めてもらったときの、嬉しい言葉。楽しみな場所へ着て行く時の、胸の高鳴り。場所、時間、年齢――。そのすべてが、1着の服に積み重なっていくのです。

それは映画『トイ・ストーリー』の世界にも似ています。たとえ何千、何万と量産されたプロダクトだったとしても、持ち主と一緒に過ごした時間が、その1着を世界で唯一の、特別な存在に変えていく。

「誰かが着ていて素敵だったから買ってみたけれど、自分が着るとなんだかピンとこない」

もしそんな経験があるとしたら、それはきっと、まだその服とのストーリーが始まっていないだけ。だからこそ、共に歩んできた服を「あつみさんじゃなきゃ似合わない!!」と言ってもらえる瞬間は、私にとって最高の褒め言葉です。

私のクローゼットは、そんなストーリーの詰まったモノで溢れています。スケボーやサーフィン、クラシックバレエにフラダンス。好きなカルチャーや、その時々に観た映画の影響をそのままファッションに落とし込むのが私流。枠にとらわれず、〈Ray BEAMS〉、〈BEAMS BOY〉、メンズアイテムも子供服も、ときめいたものは何でもMIXして楽しみます。

そして服を選ぶとき、自分の直感と同じくらい大切にしているのが、周りの人の「これ、きっと似合うよ」という言葉。身に付けるたびに、勧めてくれた人の顔や、声をかけてもらった瞬間を思い出す。それは、大切な人から贈られたプレゼントを開けるときのときめきに似ています。

自分の直感を信じる日も、誰かの言葉に背中を押される日も。ぜひ、BEAMS digrooを覗いて、あなたの心が動く一着を探してみてください。袖を通すたびにワクワクするような、あなただけの特別なストーリーが、ここから新しく始まりますように。

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