平田 睦子
1992年入社。1998年のBEAMS BOY 1号店 オープニングスタッフを経て、のちにBEAMS BOY バイヤーを務める。レーベル誕生から15年以上にわたり携わったBEAMS BOYは自分のファッションアイデンティティを形成した重要なブランド。今もなお、メンズライクなアイテムが大好きで、現在はビームス クリエイティブにてディレクター業務に従事。
〈BEAMS BOY〉が誕生したのは、今から遡ること1998年。コンセプトは“男の子のような女の子”。ずっと愛され続けているメンズ服の定番アイテムに惹かれる女性、そんな人たちのために生まれたお店です。

当時、BEAMSのメンズカジュアルのショップスタッフをしていた私は、好きな洋服がもっぱらメンズっぽいテイスト。でもその頃、世の中にはメンズテイストの小さなサイズのものがあまりなかったので、メンズ服を乾燥機にかけて縮ませて着ていたんです。そんな私にとって、メンズテイストのジャストサイズになった洋服が手に入るなんて、こんなに嬉しいことはない! 〈BEAMS BOY〉のデビューは衝撃的で、しかも1号店である「ビームス ボーイ 渋谷」にオープニングスタッフとして配属され、私自身の大きな転機にもなる出来事でした。
メンズ服にはルーツとかルールのこだわりが詰まっているものが多くありますが、〈BEAMS BOY〉の主軸コンセプトの中にあるワークウェアやミリタリーウェアは、洋服の成り立ちを教えてくれる教科書みたいなものだとよく言われます。たとえば、ハードな動きをしてもステッチ箇所が裂けないように施された3本針のステッチや、裾の三角マチなど。ファッションとして街で着るには特段必要のないもので、無駄だと感じる人もいるかもしれません。でも、その“無駄”とも言える部分が、ブランドのこだわりをひしひしと感じられる部分で、デザインの魅力ともなっています。
そして、〈BEAMS BOY〉のセレクトブランドの中で、〈ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)〉と〈Haver Sack(ハバーサック)〉は、デザイナーの知識とこだわりが感じられるものばかりで、私にとって特に学びになったブランドです。細かなステッチワークや洗い加工など、素敵な“無駄”が満載なんですよね。ヴィンテージ感が漂う、好みのものが多く、何着も買いました。

縫製にこだわったものは、洗濯を繰り返してもなかなかダメにならず、着古してもその風合いがカッコ良くもある。短いシーズンで消費することなく、自然と手元に長く残るものが多いです。手に入れてから15年以上経ち、未だ現役の子もいます。長く愛せる服です。
今回、サイズが合わなくなってしまって出品したものがいくつかありますが、誰かの手に渡って、また長く愛用してもらえると嬉しいです。
〈BEAMS BOY〉で手に入れた、新しくもヴィンテージの貫禄ある服
1992年入社。1998年のBEAMS BOY 1号店 オープニングスタッフを経て、のちにBEAMS BOY バイヤーを務める。レーベル誕生から15年以上にわたり携わったBEAMS BOYは自分のファッションアイデンティティを形成した重要なブランド。今もなお、メンズライクなアイテムが大好きで、現在はビームス クリエイティブにてディレクター業務に従事。
〈BEAMS BOY〉が誕生したのは、今から遡ること1998年。コンセプトは“男の子のような女の子”。ずっと愛され続けているメンズ服の定番アイテムに惹かれる女性、そんな人たちのために生まれたお店です。
当時、BEAMSのメンズカジュアルのショップスタッフをしていた私は、好きな洋服がもっぱらメンズっぽいテイスト。でもその頃、世の中にはメンズテイストの小さなサイズのものがあまりなかったので、メンズ服を乾燥機にかけて縮ませて着ていたんです。そんな私にとって、メンズテイストのジャストサイズになった洋服が手に入るなんて、こんなに嬉しいことはない! 〈BEAMS BOY〉のデビューは衝撃的で、しかも1号店である「ビームス ボーイ 渋谷」にオープニングスタッフとして配属され、私自身の大きな転機にもなる出来事でした。
メンズ服にはルーツとかルールのこだわりが詰まっているものが多くありますが、〈BEAMS BOY〉の主軸コンセプトの中にあるワークウェアやミリタリーウェアは、洋服の成り立ちを教えてくれる教科書みたいなものだとよく言われます。たとえば、ハードな動きをしてもステッチ箇所が裂けないように施された3本針のステッチや、裾の三角マチなど。ファッションとして街で着るには特段必要のないもので、無駄だと感じる人もいるかもしれません。でも、その“無駄”とも言える部分が、ブランドのこだわりをひしひしと感じられる部分で、デザインの魅力ともなっています。
そして、〈BEAMS BOY〉のセレクトブランドの中で、〈ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)〉と〈Haver Sack(ハバーサック)〉は、デザイナーの知識とこだわりが感じられるものばかりで、私にとって特に学びになったブランドです。細かなステッチワークや洗い加工など、素敵な“無駄”が満載なんですよね。ヴィンテージ感が漂う、好みのものが多く、何着も買いました。
縫製にこだわったものは、洗濯を繰り返してもなかなかダメにならず、着古してもその風合いがカッコ良くもある。短いシーズンで消費することなく、自然と手元に長く残るものが多いです。手に入れてから15年以上経ち、未だ現役の子もいます。長く愛せる服です。
今回、サイズが合わなくなってしまって出品したものがいくつかありますが、誰かの手に渡って、また長く愛用してもらえると嬉しいです。